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山行報告report

10月 個人山行 苦土川 大沢

【日程】
 2013年 10月5日

【参加者】
 3名

【コースタイム】
  入渓7:30~12:57登山道~16:10三斗小屋宿跡


【山行内容】
 東北HWを走る頃はワイパーが動く、林道の終点では地下足袋を履く前に雨具を羽織る天候だが、遡行をあきらめる者はなく、淡々と身支度し7時半出発。砂防ダムを超えながら最後のダムから入渓。早足のF君についてゆくのに汗だく。水量は少なく、花崗岩に着いたヌメリは良くすべる。
 途中,猿が吠える。テリトリーを犯された野生動物の自己主張。ソロであれば少し怖いがゴリラのような3人は猿などものともせず進んでゆく。
 雨のため遡行図の記録は無い。水量が少ないため徒渉の心配はなく、ゴーロ帯を高度を上げてゆく。F2でザイルを出す、フリーで行ける雰囲気もあるが、今年最後の沢登り、リーダーは慎重な行動をとる。
 リードはk君,セカンドはF君、回収に私が回るが特に問題は無い。降ったり止んだりの生憎の天候だが、沢は開けており明るい雰囲気である。さらに3箇所ほどザイルを出すが二又を見落としたのか、滝の連続となる。本流を確認しながら、高度を上げてゆき3度目のザイルを回収した所で食事とする。F君の差し出すホットな甘い紅茶が体の芯を暖めてくれる。
 登るほどに色づく山肌を愛でながら標高1500m付近より藪となるが,水腺が残り最後の藪は30分ほどで終り、12時57分登山道に出る。気温も比較的高く濡れることに不安は無く、さらに流石山から大峠さらに三斗小屋跡を通過し午後5時に戻る。久々の緊張感と行動時間は最後の遡行にふさわしく紅葉を後に今年の沢登りが終わる。
 途中きのこを採取、このエリアは放射線量に多少不安がある。食い意地の張っている沢屋にはあまり関係ない話かもしれない。
(翌日,原発事故のドキメンタリー「プロメテウスの罠」を読んで過ごすが、低線量内部被爆を読んだのはきのこを食べた後であった。) 
                                                 佐 藤 記

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

     

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