【日程】
2014年8月1日~3日
【コースタイム】(南壁A2稜)
8月1日 郡山発19:20~立山IC23:20~立山駅24:20
2日 起床4:40~立山駅出発6:20~室堂7:40~剣山荘11:22
3日 剣山荘出発3:47~一服つるぎ4:12~平蔵のコル5:50~A2稜取付6:30~登攀開始7:00~山 頂10:00~下山開始10:20~剣山荘12:30~剱御前小屋14:00~室堂15:45~郡山23 :00
【参加者】
9名(剱一般ルート4名、A2稜2名、大日岳3名)
【山行内容】
昨年は雨の為に中止になってしまった剣岳山行だが、今回は晴天に恵まれそうで期待に胸を膨らませつつ、郡山を出発する。途中、事故の検分の為、高速を一区間下ろされるが交通量が少ない上、快調な高速ドライブの為23:20には立山ICに到着する。立山駅の駐車場の隙間にテントを立て、仮眠とする。
「暑くておひたしになっちまうよ!」との声もあり、翌朝は暑さで目を覚ます。室堂を6:20出発で、室堂へは7:40に到着する。期待通りの晴天にテンションが上がる。大日岳コースのパーティと雷鳥沢キャンプ場で別れる。剱御前小屋までの登りを行くが、一般ルートのパーティ4名が先行する。その後を「登攀具が・・・」とA2稜のパーティ2名がゆっくりと上がる。剱御前小屋へ上がると混雑の為、剣山荘へは予約者以外宿泊を断るとの立て看板がある。もちろん予約して来たのだが、室堂にこの看板があった方が良いと思うのは私だけだろうか。剣山荘へは昼前に到着で、なにせ生ビールがうまい。一杯やっつけた後は昼寝だが、夕方起きると雨が降り出していた。明日が少し心配になる。夕食を頂いて、就寝とするが小屋の皆は剣岳に登頂意欲満々で、殺気立っているようにも感じられる。一般ルートのパーティの当初の出発時間を1時間早めて4:00とする。
翌朝はA2稜のパーティが先行する。4:00前に出発したが、かなりの数の人が先行している。A2稜に先に取り付くパーティがいれば、落石のリスクあるためルートを変更の必要があるだろう。幸い我々以外に同ルートに取り付くパーティはいないようだ。A2稜は思ったほど立っていないと感じる。平蔵のコルから下降を開始する。途中2回の懸垂下降にて取り付きのテラスに到着する。雪渓をトラバースして取り付くのはシュルンドが大きく大変かと思われる。準備をして、お腹を満たして登攀開始である。出だしこそ少し立っているが、スタンスホールドともに豊富で、登攀は容易である。ただ落石とはがれそうな岩が多数あり、ホールドする際はテスティングが必要だ。プロテクションについては持参したナッツ、カムおよび残置のハーケンにて取る。残置のハーケンの数が結構多く、しっかりしている物が多い。ブラインドになることが多くロープの流れも悪い為、こまめにピッチを切る。平蔵谷を上がるパーティが小さく下に見える。5ピッチで登攀終了として、あとはガレ場を上がり、10:00に山頂である。その頃には山頂は雲の中で、少し残念。
剱御前小屋へ |
A2稜への取り付きの為懸垂下降 |
4ピッチ目 |
山頂 |