場所 | 安達太良山 |
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エリア | 東北 |
日程 | 2019/05/02 〜 2019/05/02 |
事務所07:00 ~ 07:50奥岳08:30 ~ 09:35勢至平09:55 ~ 10:35くろがね小屋11:30 ~ 13:10奥岳 ~ 13:30岳温泉(野地温泉車回収)14:30 ~15:10事務所
奥岳に着くと稜線部は相当な暴風状態のようでした。ゴンドラを利用し、安達太良から野地温泉まで縦走の予定でしたが、ゴンドラは運航を見合わせていて利用できず、その時点で時間的に無理と計画変更し、縦走は中止としました。
薬師岳からのコースも、上部は正面から受ける風で困難が予想され、勢至平からくろがね小屋コースを登ることにしました。
旧道は季節がらぬかるんでいると思われたので、馬車道を登ることにしました。今回は総勢9名。20何年かぶりのOBも参加してくれ女性陣のかしましさと、強風で樹木の幹や梢がうなる音を聞きながらのんびりと登りました。
馬車道はほとんど風もあたらず、日が射して暑いぐらいでしたが、さすが勢至平に入ると吹き下ろす風で寒さを感じました。峰ノ辻分岐を過ぎると残雪も現れ、吹き付ける暴風に身体をよろけさせながらも、ときおり笑い声をあげながらくろがね小屋へ着きました。
小屋から上部をうかがうと、残雪も多く暴風も衰えそうもなく、今回は安全策をとって小屋までとしました。
くろがね小屋は建て替えが予定されており、地元ながら今の小屋にあといつ来られるか分からないからと、ゆっくり雰囲気を味わうことにしました。
小屋から山頂に向かう人もいましたが、他県から来た人でしょうか。駐車場は他県ナンバーの車がほとんどでしたから。せっかく遠くから来たからにはという気持ちも分からなくはありませんが、無理はしないでと後ろ姿を見送りました。
小屋でのんびりし下りましたが、勢至平ではまだカラマツ林のカラマツの梢が折れそうにしなるほどの風が吹いていました。そんななかで唯一ショウジョウバカマの花が彩を添えてくれました。
今回は縦走をと前日に野地温泉へ車を一台置いておきましたが、敢えて無理をせず、余裕をもって楽しい山行となりました。
令和時代幕開けのハイキング例会は、決断力を試される山行でした。