場所 | 平ヶ岳 |
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エリア | 甲信越 |
日程 | 2020/08/10 〜 2020/08/11 |
8月10日 砂子平P 6:27 → 魚止沢出合 7:54 → クロウ沢出合10:00~11:55 → シロウ沢出合12:27→大滝80m 13:51 → 幕営地14:31
8月11日 幕営地6:40 → 18m滝 7:19~8:04 → 50m滝 8:27 → 30m滝 8:56 → 二俣(標高1620m) 9:59 → 水枯れ11:42 → 稜線の湿原 11:49~12:11 → 平ヶ岳山頂 13:44~14:08 → 白沢清水 15:19~15:34 → 台倉清水 16:07 → 台倉山 16:22 → 下台倉山17:07 → 鷹ノ巣 登山口18:35
8月9日 金泉橋脇で前泊
8月10日 砂子平の駐車スペースから藪を漕いで只見川と大白沢との出合いへ。只見川をスクラム渡渉で左岸へ。大白沢右岸のゼンマイ道をたどります。不明瞭な部分が多いものの魚止沢まで続き、河原に降りました。(以下の丸数字は写真と対応しています)
①東大タツボ沢を過ぎて3分程で不動滝5m、水量豊かでナイアガラのよう。右岸を容易に登ると赤マムシに遭遇、出来るだけ離れて通過。
②クロウ沢出合までは穏やかな渓相。樹林が水際まであるので、癒されます。
③右のシロウ沢へ、深い釜を持つコビキキノ滝。斎藤さんが尺1寸の岩魚を釣りあげました。
④大ハゲ沢の出合から25分で難所の2段20m滝。下段はフリーでしたが、上段は石井さんがトップでザイルを伸ばしてくれました。
⑤大滝80mは右壁のルンゼをフリーで、沢靴をねじ込みながら登り上部でブッシュ伝いにトラバースして落口の下に出ました。
⑥幕営地は沢幅が狭く砂地の上で。流木が山ほど、でも湿気って着火しにくかったですが、扇いでいるうちに立派な焚火となりました。後は岩魚を焼きつつ宴会です。
8月11日 青空、絶好の沢日和となりました。
⑦出発してすぐに10m滝、左岸から容易に高巻きます。
⑧さらに30分で18m滝。登れないので左岸を高巻ますが、草付きのため沢靴のフェルトに軽アイゼンを装着しました。懸垂下降で沢床に降ります。
⑨続く50m滝は左岸を快適にフリーで。
⑩薬研のような最狭部です。
⑪チョックストーン滝は左岸から。泥が乗っていて滑りやすかったです。
⑫1カ所だけ雪渓のかけらが残っていました。
⑬沢がコの字型に屈曲した先の30m滝です。容易に登れますが高さがあるので緊張します。
標高1620mの二俣は水量の多い右俣へ、左から枝沢も入り三俣のようにも見えます。途中にクマの糞が2つ並んでありました。
まだ、5m前後の滝が出てきます。一カ所だけ滑るのでお助け紐を出していただきました。2日目は幕営地から大小23もの滝が出てきました。
もうすでに稜線が見えていて、最後の三俣は右俣が湧水で冷たい水を補給します。左俣へ進むと5分程で水が枯れ、藪漕ぎもなく草原となり稜線の湿原に出ました。燧ケ岳など展望が良く最高に美しい所でした。
装備を外して休憩後に平ヶ岳を目指します。ずっと湿原や草原だと良いのですが、踏跡がクマ ザサの中に消えていました。背丈ほどあるクマザサの藪漕ぎでかなり消耗しましたが、後で振り返ると踏跡は稜線東側の大白沢の斜面に続いているようでした。誰もいない平ヶ岳山頂で休憩後、下山にかかります。池の岳まで湿原には、キンコウカ、ワタスゲ、チングルマが多く見られました。鷹ノ巣まで10.5kmの長い尾根を下るのは、疲れた身体には大変でした。また、水が無くなりかけていて白沢清水で冷たい水を補給できたのは幸いでした。
登山口から砂子平の駐車スペースまで3km弱を石井さんが走っていって車を回収してくれました。その体力に脱帽です。