2021年4月 安達太良山

場所 安達太良山
エリア 東北
日程 2021/04/03 〜 2021/04/03
コースタイム

奥岳登山口13:05→勢至平入口13:37→くろがね小屋14:11→峰の辻14:33→安達太良山山頂14:53~14:55→峰の辻15:07→くろがね小屋15:21→奥岳登山口16:18

コース状況

休日の用事も済んで時間が空いた。天候も良いので、計画書を急いで提出し満開の桜の中をあだたら高原スキー場へ車を走らせた。1時間弱で駐車場に到着すると多くの車が停まっていた。スキーシーズンには運休しているロープウェイが観光及び登山用に運行している。
本日の郡山市の最高気温は22℃もあり、3月以降の高温が続いている。暖かいのでアンダーシャツ1枚で冬用の登山靴に履き替えスパッツも着けずザックに入れて出発する。
まずは砂利道を進み、烏川を渡ると現登山道(馬車道)と旧登山道に分かれるが距離の短い旧登山道を登ることにする。標高が上がると雪解け水で道がぬかるんでくる。最後は馬車道に逃げると、くろがね小屋荷揚げ用の車が停めてあった。
勢至平の入口からは緩やかな登りが続く。登山道は未だ雪の下で残雪の上を歩くようになる。土で汚れた登山靴は雪のおかげで綺麗になった。峰の辻への分岐を過ぎると尾根をトラバースするように進む。正面に鉄山の岩壁が見えてくる、くろがね小屋はあの下だ。
この季節は、芽吹きの前で林間であっても眺めが良く、また、日差しも眩しい。
 塩沢口への登山道は雪崩のおそれがあるため閉鎖中であった。くろがね小屋までは出発から1時間6分かかった。くろがね小屋から急な雪の斜面からガレ場を登り、振子沢をトラバースする。雪は緩んでいてアイゼンを着けるまでもなかった。標高1500mを超え風が少し出て手が冷たくなってくるが、峰の辻から烏川へ下りれば風も止んだ。振り返ると烏川の源頭部にはスキーのシュプールが残っていた。
 頂上への最後の登りは夏道通りに左上するトレースを追わずに、キックステップで直上した。山頂には14時53分、出発から1時間48分で到着する。時間が遅く山頂には誰もいないが、異変に気付く。頂上の石柱が倒れていた。もしかすると2月13日の地震によるものかもしれない。
 3分程で山頂を後にし、往路を忠実に戻る。雪の上をキックステップで下るのは、早いし膝への負担も少なく快適である。暖かな日差しを浴びながら、早足で勢至平を通過し、下りは乾いた馬車道をと思ったが、距離を考えるといやになり下半分は旧登山道を下った。
 天候に恵まれ危険な場面もなく、予定より早く下山できた。両手の親指にはストックとの摩擦による豆と右足のかかとには靴擦れができてしまった。

ギャラリー
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