2024年4月 安達太良山

場所 安達太良山
エリア 東北
日程 2024/04/29 〜 2024/04/29
コースタイム

ゴンドラ駅08:22 ~ 薬師岳08:40 ~ 10:30安達太良山10:45
~ 牛の背 ~ 峰ノ辻 ~ くろがね小屋 ~ 勢至平 ~ 馬車道経由
14:36奥岳

コース状況

2021年6月以来3年ぶりに春の安達太良へ登った。
ゴールデンウイーク前半の終わり日、さぞ込んでいるだろうと少し時間を早めて奥岳の駐車場へ。意外なことに、一番上の大駐車場は3分の1ぐらいしか埋まっておらず、それも大半の車は他県ナンバーだった。
 ゴンドラが動くのを待ち乗り込む。年齢にふさわしい山行をと利用できるものは利用して、身体に余計な負荷をかけず山を楽しむことに徹することにする。 
 いつもなら素通りしてしまう薬師岳も、おだやかな天気に誘われて寄り道をする。眺める山頂への上部は、例年と比べるとだいぶ残雪は少ないようだ。
 薬師岳から木道の道を辿る。仙女平分岐近くなると木道も終わり、抉られたような掘割道となるが、例年なら雪解け水でぐしゃぐしゃになる道も今年はそれほどでもない。登山者もそれほど多くなく、それぞれ適当に間隔を空けて登っている。
分岐から上部の、斜面をトラバースするところには例年二ヶ所雪田が残るのだが、今年は小さな雪田が一ヶ所だけだった。雪田を過ぎガレ場の道をゆっくりと登る。登山者も列をなしてという状況ではない。
久しぶりだからと山頂に登った。淡く霞んだような青空の下に磐梯山をはじめとした会津の山々。まだ真白な飯豊連峰。そして吾妻連峰。蔵王は淡く霞み、阿武隈の山々もおっとりとした雰囲気で連なっている。
めずらしく風もない穏やかな山頂で山岳風景を満喫し、牛の背を峰ノ辻分岐へ。相変わらず荒涼とした沼ノ平の大迫力には声を上げて見入った。
分岐で軽く空腹を満たしくろがね小屋経由で下りることにした。矢筈ノ森岩峰斜面、峰ノ辻から山頂への谷間の残雪もほんとうに少ないと感じる。
足元に注意しながらくろがね小屋に下りたが、もう解体は進んでいるだろう思っていた予想に反して、全然手つかずの状態で建て替え工事はどうなっているのだろうと思った。ただ小屋への道は工事車両通行のためか整備はされているようだった。
小屋では休まず、辛夷の花や下の湿地に咲いていたミズバショウに癒され、勢至平の分岐でのんびりと休んだ。落葉松のはじけるような芽吹きがなんとも心地よい。
峯ノ辻から直接勢至平へ下りて来た人に道の状況を訊くと、やはり雪解けで悪かったと口々に言っていた。
勢至平分岐を後に奥岳へと向かったが、道の両側にはびっしりとショウジョウバカマが。さながらショウジョウバカマの道だ。旧道の分岐では、旧道は雪解けで滑り易くなっているかもしれないと、安全策をとって馬車道を下りることにした。
整備された道をすみれ、オオカメノキの白い花に癒され、久しぶりの馬車道は随分長げーなーと感じる頃奥岳に着いた。
今回は女性二人とののんびり登山。時間に追われることのない山行は実に楽しかった。    (K,M)

ギャラリー
印刷用画面を開く