2024年5月 笠ヶ森山

場所 笠ヶ森山
エリア 東北
日程 2024/05/19 〜 2024/05/19
コースタイム

滑川砂防ダム駐車場07:47 ~ 09:17鶏峠 ~ 09:47笠ヶ森山10:15
~ 10:47鶏峠 ~ 12:13滑川砂防ダム駐車場

コース状況

 会の仲間Uさんに誘われ、笠ヶ森山の山開きに行って来た。7時半受付開始後記帳し、記念の冠バッチをもらって登り始めた。山開き安全祈願祭の行われる滑川砂防ダム駐車場から約30分。舗装された車道の上り坂歩きは少々疲れたが、登山口から山道に入るとホッとした。
 山道に入ると間もなく小さな沢があり、工事現場で使われているような鉄パイプと足場板の小さな橋が架けられており、橋を渡ると一気に山の深さを感じる。17年前の6月、一人で登りに来たときはほかに登っている人はおらず、いかにも熊が身近なところにという不安を感じることもあったが、今日は賑やかな人の列が続き、熊も怖れをなしているに違いない。ブナやミズナラ、クヌギやカエデの濃い緑の繁る森の中を抜きつ抜かれつ歩いていると、Uさんが同じ連盟に加わっている福島の山岳会のKさんに気づき挨拶を交わす。一人で来たという。挨拶もそこそこに彼は他の人を追い抜きぐんぐん登って行く。あっけにとられ後ろ姿を見送り、私たちは他の人たちと花の名を教え合ったり写真を撮ったりとゆっくり登る。
 日の射す林床に大きなシダの群れが現れるころ下山道の分岐に着き、まもなく鶏峠へ着いた。峠からはロープの張られた急登となり、息を切らして登る人、少し登っては休む人。そんな人たちに親しみを感じ、自分もそのうちの一人として反射板の建つ山頂へ着いた。うす雲の広がる山頂からは高旗山、額取山、安達太良山。南には二岐山、那須の山々が望まれたが、前回来た時から17年もたって樹木も成長したのか、幾分視界も狭まったような気がした。
 北側の反射板の鉄骨の脚に括り付けられた山頂標柱の前で写真を撮り、南側の反射板付近で三角点を確認してゆっくり休んだ。
下りは下山道を下ったが、尾根を回り込む思わぬ登りに居合わせた人たちは励まし合って登っていた。けっこう長いなーと言いながら下山口下り、車道を滑川砂防ダム駐車場に着くとまた、記念品として須賀川産コシヒカリ「ぼたん姫」300グラムとキュウリ2本をいただいた。
 私も意外な記念品に嬉しかったが、阿武隈の山の山開き二山に行き、タッチの差で記念品をもらえなかったと悔しがっていたUさんは、満面の笑みであった。
                                   (K,M)

ギャラリー