場所 | 権太倉山 |
---|---|
エリア | 東北 |
日程 | 2021/03/27 〜 2021/03/27 |
事務所07:00~08:20聖ヶ岩ふるさとの森08:35~10:40権太倉山11:20~11:50田ノ沢林道口~12:50聖ヶ岩ふるさとの森13:10~14:30事務所
3月の定例ハイキング山行は、週末ごとの悪天に祟られ二週延期に。ようやく晴天に恵まれた27日に行うことができた。
2台の車で発つ。大信村の「聖ヶ岩ふるさとの森」ビジターセンターには管理人さんがいたので、車を置かせてもらう許可を得る。
登山口からはやや急な雑木林の道で階段となっていた。下笹も薄く、まだ木の芽も硬い雑木林は、花曇りとはいえ明るく心地よい。しばらく登ると平坦となり、昔は盛んに行われていたのか炭焼小屋跡の石積みがあった。
さらに進むと風穴があり、夏場なら涼風を感じられるのだろうが、いまの季節は感じられなかった。さらに岩がゴロゴロした雑木林の斜面と桧林の間の道を、大間ヶ岳を回り込むようになると権太倉山が見えてくるが、岩場、さらにロープが施されている一部荒れた道となり、足元には十分な注意が必要だった。
そこを過ぎると緩い足元のいい道となり、まもなく馬の背分岐に着いた。7人パーティーで一人だけ平均年齢を若返らせてくれるメンバーもいたが、ほかは申し分ない高齢者。風もなく穏かな日和にあくせく登るだけではもったいないとゆっくり休むことにする。まだ彩の無いこの季節、ブナやミズナラなどの樹林のなかで下笹の緑が映える。
さらに短い急な登りを繰り返し山頂に着いた。ガイドブックでは80分となっているが、おおよそ120分かかった。風穴や馬の背分岐での休憩、けっこうな登り、一部悪路があったことなど思えばメンバーの年齢構成から考えて妥当な時間だと思う。
風のない穏やかな山頂からは、うす雲の下那須連峰、二岐山、磐梯山、さらに遠く飯豊連峰が望まれた。私達のほかは先の二人、あとから来た二人と静かな山頂で、40分ものんびりした。
下山は田ノ沢林道口へ向かったが、途中「つかの間の喜び」というピークでは、意味深な名前にみんなで笑った。田ノ沢林道口からの急登を登って来ると、たぶんここが山頂に見えてしまうからだろう。
そのピークからは急斜面の下りとなったが、階段が設けられているものの枯葉が積もって段差が分かりにくいところもあり、足を滑らせないように細心の注意を払った。
田ノ沢口からは3キロの林道、さらに県道に出てからの1キロの道路歩きはけっこう疲れた。複数台で来るときは林道口に1台回しておくのもいいかも知れない。
若いメンバーのT君は、訓練と20キロのザックを背負っていたと下りてからK君に聞いたが、20キロのザックなど我々にとっては遠い昔話だ。若い人が羨ましい。
2017年3月にも登っているが、そのときはまだ残雪が豊富で、雪の無い権太倉山はだいぶ印象が違った。
年相応に無理をせず、のんびり早春の山を歩けた楽しい山行だった。