2021年5月 燧ヶ岳

場所 燧ヶ岳
エリア 東北
日程 2021/05/16 〜 2021/05/16
コースタイム

御池駐車場8:45 → スキーアイゼンつける8:59 → 広沢田代9:31 → 熊沢田代10:10 → 山頂(俎嵓)11:13~11:38 → 広沢田代12:07 → 御池駐車場12:40

コース状況

5月中旬になり、山スキーシーズンも終盤になってきた。日帰りで滑れる山ということで燧ケ岳に向かう。天気予報では午後から雨だが、晴れ間も見え七入手前からブナの新緑と燧ケ岳がきれいに見える。
御池駐車場に着くと、車は数台しかなく閑散としていた。山スキーをつけて駐車場北側から出発する。始めは緩やかな斜面。雪解けが進み、灌木が起き上がり笹も出ていたりで雪が繋がっているところを探しながら登る所もあった。
15分程で広沢田代への急斜面にぶつかり、リーダーのアドバイスでスキーアイゼンを着けた。スキーアイゼンを着けても雪が緩んでいるため利きが悪く、キックターンをしながら登る。広沢田代は雪原となっているものの雪が解け水たまりや小川ができ、道標も出ていた。すぐ目の前には熊沢田代への急斜面が台形状に広がっている。熊沢田代の手前に1986m標高点があるため、ルートは左(東)の肩を巻いて登る。目印としてダケカンバの樹林を目指して左上する。
熊沢田代からは、燧ケ岳頂上の俎嵓が見える。左から沢が入っているためしばらく沢の左岸を進んだ後に、沢を横断し尾根に取り付く。樹林帯を抜け広い雪の斜面に出たところで、ポツポツと雨が降ってきた。雨具の上だけを着て、この先傾斜も増してくるので、再びスキーアイゼンを着けた。
雪面はかなり土砂で汚れていて凸凹があり、スキーの滑降にも影響がありそうな位だ。30分程登り続けると傾斜が緩み、頂上手前に到達した。スキーをデポし頂上に向かう。石楠花の藪を乗り越えると岩場となり頂上だが、尾瀬ヶ原方面から強烈な風が吹きつけてくる。残念ながら展望はない。写真をとり早々にスキーデポ地点まで戻り、風の除けられる所で滑降の準備をする。
ガスっていて視界が悪い中、慎重に滑り始める。登ってきた雪渓を滑り、向かって左にトラバース気味に滑る。熊沢田代はなるべく直滑降で通過し高度を稼ぐものの、やはり登り返しになってしまう。
広沢田代への下りも左へトラバース気味に滑り広沢田代の西側を通過する。標高も下がり、暖かくなってきたのでのんびりと休憩を取る。最後の滑りは樹間が狭く、藪も出ているので私は苦労しながら滑る。藪のため登りルートどおりには滑れず、登り始めより少し東にそれて御池ロッジ近くの車道に出た。

ギャラリー
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