場所 | 北股岳 |
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エリア | 東北 |
日程 | 2021/05/04 〜 2021/05/05 |
1日目 倉手山登山口 8:30~温身平 9:50~石転び沢出合 12:50~梅花皮小屋 17:30
2日目 梅花皮小屋 7:40~石転び沢出合 8:50~温身平 10:30~倉手山登山口 11:50
天気に恵まれないゴールデンウィークだったが、最後の2日間を利用して石転び雪渓を滑りにいった。
郡山から乗り合わせて倉手山登山口へ駐車。通行止めのゲートを越えてスタート。板を履くまでアプローチが長いと聞いていたが、倉手山登山口から温身平まで車道を歩き、そこから梅花皮沢沿いに歩くこと約3時間、滝沢の出会い手前でようやく沢の雪渓がつながりスキー登高可能になる。
スキーへ履き替えて石転び沢を目指したが、泊り装備にスキーを担いで歩いてきたのが予想外に足に来ていたようで、いつもよりスキーを滑らせるのが重く感じる。
12:50頃石転び沢の出会いへ到着し、ここで稜線まで続く大雪渓を目に捉える。すべてが真っ白なせいもあるのか、思ったよりも残りの距離が短く見えるが、高度計を見るとここから標高差が1,000m残っている。石転び沢を登り始めたが先行する齋藤さんに比べて私はペースが上がらない。計画では梅花皮小屋へ15:30着としていたが、2時間もオーバーしての到着となる。最後の100mは足がつりそうになりスキーを外して歩行での登高となった。稜線付近は強風で担いだ板を持っていかれそうになったが、とりあえず無事小屋へ到着。先に到着していた齋藤さんがスペースを確保し、雪を集めて水作りの準備をしてくれていた。ビールで乾杯し、水を作り、夕食を食べていると疲れから早めに眠りに落ちてしまった。
翌朝は5時に起きて、ゆっくり朝食の準備。外の状況を見てみると、相変わらず強風が吹いている。状況を見て北股岳のピークへ行くか決めようと言っていたが、ピークハントはしないでメインの滑りを楽しむことにする。
7:40くらいい小屋を出発し、雪渓を滑降するルートを確認。滑り出しは少し緩斜面となっているが、すぐに立ってくるので転ばないように慎重にスタートする。登りで長くては苦労した斜面も滑りでは最高で、なかなか開けていて距離のある斜面が続く山は無い。
一気に滑ってはもったいないからと、ピッチを切りながら石転び雪渓滑降の気持ち良さを充分に堪能する。それでも1時間程で滑りが終わり、滝沢を過ぎるとスキーも脱いで歩行となる。もともと天気予報では午後へ向けて下り坂の予想だったので、早めに下りきるようにペースを刻む。本格的に雨が降る前に駐車場へ到着。初の石転びだったがその魅力を充分に感じられる山行だった。