2022年6月 尾瀬

場所 尾瀬
エリア 東北
日程 2022/06/18 〜 2022/06/19
コースタイム

18日 御池08:30 ~ 08:50沼山峠駐車場09:00 ~ 10:00尾瀬沼10:30 ~ 12:00沼尻12:15 ~ 14:16 原の小屋
19日 原の小屋06:45 ~ 07:15温泉小屋07:30 ~ 09:10シボ沢09:20 ~ 10:30 上田代11:40 ~ 12:15御池

コース状況

18日
 予報ではあまりよくなかった天気も思いのほかよく、木道も乾いていて滑る心配もなく歩くことができた。高齢となると滑りやすい木道には気を遣う。
昔は尾瀬沼や大江湿原が一望できた沼山峠展望台も、オオシラビソに視界を遮られて今は全く望むことはできない。景色の良いところだったので残念だが。
 展望台を下り大江湿原に入るとヤマザクラやミズバショウ、タテヤマリンドウ、リュウキンカなどが咲いていた。ミズバショウは小ぶりでかわいく、この冬は積雪が多く、結果雪解けが遅れたのが幸いしたようだ。長蔵小屋付近ではサンカヨウ、シラネアオイが綺麗だった。

沼で北岸周り、南岸周りの二コースに分かれた。
南岸コースは沼と燧ヶ岳を望みながら歩いた。木道も整備され歩きやすくなっていた。ヤマザクラ、ヤシオツツジが綺麗で、その間から眺める燧ヶ岳は昔と変わらず雄大な姿を見せてくれた。
 沼尻で簡単に軽食をとり下田代へと向かった。白砂湿原ではミズバショウが群生していた。白砂乗越への短い濡れた岩場を登ると下田代までは下り。沼尻川に沿った新緑の樹林帯の道を川音、鳥の囀りに耳を傾けながらのんびりと歩いた。

19日
午前4時から竜宮まで原の散策に出た。朝霧の煙る原は幻想的でこれぞ尾瀬ヶ原の朝という風景だった。ヒメシャクナゲを見られたので嬉しくなる。竜宮小屋手前の沼尻川には立派な橋が架けられていた。小屋の先をさらに西に進むと間もなく竜宮十字路でベンチがあった。その先の原のなかには鹿の侵入を防ぐためか、ネットが張られていたが、景観にそぐわないとは思っても植生を守るためには致し方ないのだろう。

 温泉小屋で三条の滝、段吉新道経由の二手に分かれた。今回はショートカットで段吉新道を歩かせてもらった。
 新緑のブナ林は静かで実に雰囲気がいい。紅葉の季節もさぞいいだろう。途中やはり鹿の食害防止のためかネットが張られているところがあり、そこにはトガクシショウマが綺麗に咲いていた。シボ沢に着くと立派な橋が架けられてあり裏熢橋と名が刻まれていた。
 昔は三条の滝からここまで来て大休止をとり、それから登り返したものだが、雨の日にはけっこう大変な思いをしたような記憶がある。それが難なく橋で渡れるようになってい驚いた。
 上田代からは平ヶ岳や越後駒ヶ岳など、まだ雪をいただいた山々が望めた。上田代はヒメシャクナゲの群生が見事なところで期待したのだが、まだ早かったようで所どころ咲き始めが見られる程度だった。しかしヒメシャクナゲの木々は一面に群生し、花の盛りには昔よりピンクの絨毯となった光景が見られるものと思われた。
 予報では今日もあまり良くない予報だったが、二日間とも天気に恵まれ暑くも寒くもなく、久しぶりの小屋伯のハイキングにみんな満足したようだ。

ギャラリー