2023年1月 三岩岳,大戸沢岳

場所 三岩岳、大戸沢岳
エリア 東北
日程 2023/01/08 〜 2023/01/09
コースタイム

【1日目】三岩岳 国道352号下大戸沢スノーシェッド入り口9:00→下大戸沢北川尾根取り付き→1426m標高点11:20→1383m鞍部11:50→撤退→駐車ポイント14:15→幕営
【2日目】大戸沢岳 出発8:00→1386m標高点9:55→1553m標高点10:25→山頂12:15→滑降開始12:40→1386m標高点13:55→北側斜面滑降→下大戸沢14:35→駐車ポイント15:10

コース状況

連休を使って南会津の山で2本山スキーを実施した。1日目は三岩岳、2日目は大戸沢岳である。1日目の三岩岳は結果途中敗退となる。恥ずかしい話私の調子が悪くなり予定の時間よりも早めに引き返す結果となったからだ。ルートは下大戸沢スノーシェッド手前の駐車ポイントから、下大戸沢北側の尾根に取り付き三岩岳を詰める計画である。取り付きから若干急登ではあったが、いつもの通りシール登高を進める。大戸沢岳に向かうトレースはあったが、三岩岳方面に伸びるトレースは無く、自分たち(3人パーティー)で交代でラッセルしながら進んでいく。尾根の合流する1240m付近に着く頃には行動開始して約1時間半、疲労も感じていたがやけに板が重く感じる。
確かに雪がシールに着きやすい感じではあったが、ペースが上がらずトップで先行するTさんに追いつけずラッセルを交代することも出来ない。1426m地点に着く頃にはいい感じに足が怪しい。ここから鞍部へ約50m滑って下ったが、踏ん張りがきかずいよいよ無理はしない方がいいと思いメンバーへ撤退を申し出る。とりあえず13時までは登高を続ける予定だったが結果12時前に引き返し始める。下ったばかりの斜面を登り返し、1426m地点から滑降開始。尾根の合流地点までピストンし、そこから東に下る沢筋にルートをとる。この沢が急で、快適に滑るというよりは切替しや横滑りを駆使して沢を落ちていくようなルートであった。途中クラックが入っている箇所も見受けられ、慎重な通過(多少飛び越えたり)を行い、何とか国道地点まで下りきることが出来た。ちょうど沢と国道の境目に雪崩の防護壁が建てられており、ちょっとリスキーなルートだったかなと下から見上げて安堵した。
1日目の駐車ポイントで幕営し、2日目は同じ出発地点から大戸沢岳へ向かった。大戸沢岳へは2日前から別のパーティーが入ったトレースが残っており、同じルートを辿って山頂を目指す。沢筋を少し進んだら尾根に取り付き、最初は急登が続くが、1386m地点を越えると傾斜も緩やかになる。トレースもここまではハッキリ残っていたが、だんだんと不明瞭になる。1640m過ぎくらいから山頂に向かって最後の急登を迎える頃になるとさすがにトレースの恩恵も大分薄れてラッセルの様相となる。それでもこの日はペースは順調で約4時間で山頂へ到着。天気がいいとは言えず強風もあった為、厳密には頂上の標高点まではいかず、すぐに滑り出せるピークの端っこで滑降の準備をして下り始める。山頂直下はオープンバーンで快適なパウダーが楽しめるかと思いきや、気温と強風で冷やされた雪面は固く、ただ板はある程度沈むので抵抗が強く滑りにくい。転倒を喫しながらも強引に滑降し、1386m地点からは下大戸沢へ向かって北側の斜面へルートをとる。ここはいい具合に雪が緩み、傾斜もあるが気持ちのいいパウダーを味わえる。藪をかわしながら北東寄りに下るが、初めてのルートで下大戸沢を渡るポイントに迷う。雪のつながるポイントを見つけ左岸へ渡るが沢から滑降する雪面へ上がる為に板を脱いで斜面をラッセルで階段を作り登高する。何とかトレースのあるルートへ合流し、15時過ぎには駐車ポイントへ戻ってきた。
新年最初の山行でちょっと思い通りいかない部分もあったが、テン泊での夜の楽しみも含めていい2日間を過ごせたと思う。

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