2023年4月 月山

場所 月山
エリア 東北
日程 2023/04/23 〜 2023/04/23
コースタイム

姥沢P出発8:25→月山頂上小屋11:15→東斜面下降点1,777m 12:15→登り返し稜線13:10→月山リフト上駅付近14:00→姥沢P14:25

コース状況

数週間前に石見堂岳に登った時も月山はガスの中に隠れていたが、この日も同じように山頂がすっきりしないのを眺めながら姥沢の駐車場へ到着。平地では例年より暖かい日が続いている印象だったが、駐車場で準備をしていると想像よりも寒くしっかりとアウターを着ての出発となる。スキー場がオープンし駐車場は車で一杯だが、山頂まで向かう人はどれ程か。我々がルートをとったリフト東の沢筋を登高する登山者
は他にいなかった。山頂直下の急登を迎えるまではさして困難な部分は無いので順調に進んだが、急斜面に入ると強風の影響でクラストした斜面の登高となる。クトーを持っているメンバーは装着、持っていないメンバーはエッジをしっかり効かせて慎重に登る。無事に山頂へ到着するが、ガスの中で視界も悪い。予定では東側の斜面を一度滑って登り返す工程だが、どうするかとりあえず神社まで行って様子を伺う。すると一時ガスが晴れて東側の斜面が見渡せるくらいになったので今だと予定通り滑降する。雪質が安定せずいいところと悪いところが混ざっているので程ほどの所で終了し登り返す。登り返す斜面は先程よりも酷いクラスト、更にまた天候が悪くなり動けない程の強風の合間を見ながら登り返す。私は途中でクトーを装着しようとしていたら外した板が1枚滑り落ちて行ってしまい、回収に70m程無駄な体力を使う。しかもその際にストックの下半分を紛失するという踏んだり蹴ったりである。しかた無いのでそのまま登り返したが、山頂からの滑降ではスキーの上手いSさんが私とストックを交換し1本で滑ってくれた。山頂直下の急斜面はカリカリだったので非常に助かった。最後はスキー場へを滑るルートで駐車場へ戻ってきたが、強風の影響をどう判断するか、クラストの状態も踏まえてリスクの判断をどうするべきだったか少し考えさせられた山行だった。

ギャラリー
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