場所 | 高曽根山 |
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エリア | 東北 |
日程 | 2021/02/23 〜 2021/02/23 |
大川入川沿い駐車地点9:25→標高890m尾根取り付き9:45→標高1,071P10:30→ブナ太郎10:45→休憩~出発11:25→山頂12:50→駐車地点車道14:50
北塩原村桧原集落から大川入川沿いに車で入り、除雪終了地点から取り付きの尾根へ向かって入山する予定が、どうやら思っていたよりも除雪が進んでいたらしく予定より奥まで車で入ってしまっていた。板を装着し出発してから数百メートル進んだところで地形の違いに気づき、引き返して本当のスタート地点へ車で戻って仕切り直しという凡ミスからの出発。今度は順調に取り付きの尾根を目指して進んでいき、20分程で取り付き予定の尾根へ到着。尾根の取り付きを越して先の沢筋から斜面を登高した方が登りやすいだろうとSさんからアドバイス。15分程度へ尾根へ出て休憩を挟む。今回は歩行組との合同山行だが、スキー組は少し先に出発していたのでまだ歩行組の姿は見えない。最初の目的地にしているブナ太郎まで先に行ってしまおうと10分程の休憩を挟んで再出発。標高1,071mのピークを過ぎてブナ太郎へ向けて尾根からトラバースを開始する地点へ着いたら後続の為に赤布を付けておく。700m程トラバースをし沢を横切って少し登り返した所で高度が高いことを確認し、北面へ下降すると遠くにひと際太い幹をしているブナを発見。周りの木とは明らかに重ねた年月の違いを感じさせる太さやコブ、付いた苔を見て感動。休憩しながら歩行組を待ち、到着後みんなでブナ太郎をバックに記念写真を撮る。休憩を挟み、この時点で11時半近かったが山頂へ向けて出発。南西へ斜面を登高すると1,200mを越えたあたりから平坦な雪面へ出る。そのまま進むと1,260mあたりで眼前に大きな岩峰が現れる。西にトラバースし、岩峰を回避して北面から尾根へ回り込むが、ここの斜面がかなり急登でしかもガリガリに凍っている。苦労しながらも尾根へ出ると後は数百メートルで山頂!と簡単に行きたかったが山頂直下も雪庇と凍った斜面で緊張しながらの登高。山頂へ着いたのは12:50分、予定をオーバーしていたが無事登頂する事が出来た。天気は曇りで風も出ていた為、展望は望めなかったが周囲を写真に収めて少し下った雪庇の陰で休憩。しばらくして尾根組も合流し、山頂へ行って降りてくる間にシールを外し滑降の準備をする。北面へ戻り急登だった斜面をトラバース気味に巻くように越えてから1,231の標高点へ向かう尾根へルートをとる。比較的快適に滑れていたが、南西へ方面へ滑降し1,000mに近づく辺りから沢沿いに進路をとったところ、沢の左岸に滑れるスペースが無く切り立った壁を沢に落ちないように暫くトラバースする場面もあった。それを過ぎればあとは傾斜も緩み、登高時に通った標高点885m付近へ合流し、来た道を戻れば14:50に車を止めた車道へ着いた。
余談ではあるが、後日別の山行でご一緒した方の話によると、今回見てきた「ブナ太郎」とうのは高曽根のブナの固有の名前では無く、どうやら一番(太さが?)のブナに与えられる称号のようなもので、高曽根のブナ太郎は実は今「ブナ太郎」ではないらしい。