2021年9月20日_本名御神楽岳前ヶ岳南壁第一スラブ

場所 本名御神楽岳
エリア 東北
日程 2021/09/19 〜 2021/09/20
コースタイム

9月19日(日)
霧来沢登山口 10:46 ~ 11:41 鞍掛沢出会(泊)
9月20日(月)
鞍掛沢出会(発)7:06 ~ 7:22 入渓 ~ 霧来沢分岐7:40 ~ 二俣(右)8:06 ~ 二俣(左)8:23 ~ V字広場 9:30 ~ 稜線 12:23 ~ 13:13 登山道(下山)~ 登山口 16:00

コース状況

 前日が台風通過だったため当初の計画が変更となり、本名御神楽岳の前ヶ岳スラブに向かった。前ヶ岳スラブの山行は、紅葉が見頃な10月頃が快適な時期であるが、日が短くなること、日帰りだと慌ただしくなること、せっかくなので沢泊を楽しみたい等々の理由から余裕を持った前泊日帰りでの計画となった。

 19日(日)の朝より郡山を出発し下道で金山町を目指す。いつもの日帰り山行とは違い、のんびりとした出発だ。3時間程で霧来沢登山口に到着し、荷物の準備を行う。この日は既に2台の車が登山口に停車していた。前日の台風一過により今日明日の天気は快晴の予報。岩が濡れていても1日あれば乾くだろうと予想し歩き出す。1時間程で鞍掛沢出会に到着し、幕営出来そうな所を探す。テン場と焚火の準備をしても13時過ぎ。アルコールを入れるには早すぎる。周辺でキノコを探してみるが、まだ時期では無かったようで収穫は無かった。気温が下がってきたところで焚火をして、久しぶりの沢泊を楽しむ。この日は十五夜前だったこともあり、とても明るい満月が印象的だった。

 20日(月)、日の出頃に目を覚まし朝食の準備をする。日中はまだまだ夏の暑さだが、朝晩は気温が一気に下がり秋の気配となっていた。朝食で身体が温まった所で出発の準備。登攀具を身に着け出発する。鞍掛沢出会いより登山道を20分程度歩いたところから入渓する。沢は冷たかったが、沢床は浅いためあまり濡れずにアプローチする。小滝をいくつか超えるとすぐに霧来沢の出会となる。右俣に入り、その先の出会いでさらに右俣に入ると水量がほぼ無くなる。やや開けたところで枯れた二俣を左に入ると前ヶ岳スラブへ続く枝沢となる。

 V字広場の直下の滝にて最初のロープを出す。今回は50m 1本のみのためマルチとしては短めにピッチを切って登った。滝を超えた先で休憩する。沢のアプローチは日陰だったが、日光を浴びたスラブでは一気に暑くなった。岩は概ね乾いており、クライミングシューズに履き替えて登っていく。V字の広場を超えたあたりで2回目のロープを出す。主に灌木で中間支点を取りながら4P程度。それ以降はフリーで登っていく。スラブ上部では地形が階段状になるため、順調に高度を上げていく。第一・第二の分岐にて、第一スラブ側に立っている箇所が1つあるが今回はフリーで超えた。稜線手前では草付きと灌木になり、灌木を伝って稜線に向かう。稜線到着は昼過ぎだった。稜線から1時間程度で登山道に抜ける。気温はだいぶ高くなり暑さに耐える下山となった。

 本名御神楽岳は会に入ったばかりの頃以来だったので、実に9年振りに来た山だった。尾根歩きだけだった当初に比べると多種多様な山行ばかりするようになってしまったが、山の世界にどっぷりと浸かった事を改めて実感する山行だった。

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