場所 | 平左衛門山 柳沢右俣 |
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エリア | 甲信越 |
日程 | 2022/09/19 〜 2022/09/19 |
9月19日(月) 柳沢BC出発7:19→柳沢二俣7:37右俣遡行→標高997m二俣8:41左沢遡行→稜線10:00→平左衛門山山頂10:25~10:53→稜線11:18→標高997m二俣12:00→柳沢BC13:18~14:00→大津岐発電所手前P 14:41
昨日の片貝山に引き続き、「日本の秘峰」平左衛門山である。
台風14号の影響が心配されたが、ツェルトから這い出すと青空の見える上々の天気だ。昨夜の焚き火をもう一度点け直して、お湯を沸かしカフェオレなどを飲みながら朝食の準備を進める。
昨日は約8時間半かけて、椿、石楠花など灌木藪尾根を辿り片貝山の山頂を往復した。今日は柳沢右俣を詰めて平左衛門山の山頂を目指す。柳沢は流程が短いため、水量が少なく、足首から膝位である。
柳沢BCから二俣までは20分弱で到着。二俣からは滝が連続して出てくるが、全て5m以下で困難なものはなくザイルを出す必要はなかった。
標高997m二俣で水は枯れるが、沢形は続いており灌木藪ではなく草のため断然登りやすかった。午前9時頃には山頂まで標高差200mまで達しており、あと1時間で登頂かと思ったが、最後は藪漕ぎとなった。稜線から山頂までも密藪に苦しめられ、山頂部に達しても三角点(三等)を探すのに10分位を要した。山頂は完全に灌木に覆われているが、平ヶ岳、燧ケ岳が望まれた。ちなみに、会津駒ケ岳は一等三角点、平ヶ岳、燧ケ岳は二等三角点である。
下山にかかると藪のため見通しが効かず、何度か尾根を外してしまう。いわゆるグリーンアウト状態でGPSを使ってもルートファインディングが難しいことを実感した。ルートを外すとトラバースしたり登り返すのにも体力と精神力が必要とされる。
稜線からは藪を掴みながらどんどん高度を下げていく。40分程で標高997m二俣であり水が出てくる。水が出てくると涼しいし、タオルで首筋を冷やすこともできる。滝は容易にクライムダウンできるが、5m滝だけは足場を確認しながら慎重に下りた。
しばらくすると河原に黄色いテントが見え、柳沢BCに到着した。(Y.T.)