2023年3月 三岩岳

場所 三岩岳
エリア 東北
日程 2023/03/05 〜 2023/03/05
コースタイム

下大戸沢スノーシェッドP 8:36→標高1100m尾根取り付き9:36~10:00→東尾根合流11:50→→標高1850m滑り始め 13:48→下大戸沢スノーシェッド15:03→P 15:10

コース状況

 下大戸沢スノーシェッド手前の駐車スペースは満車で桧枝岐側に駐車して準備する。胸位の積雪をキックステップで這い上がり、シール歩行を開始する。下大戸沢に入ると積雪が少ないのか沢が開いていて、左岸に渡るスノーブリッジがなんとか残っている位である。しばらく左岸沿いに進み、斜面に阻まれた所から少し戻って右岸に戻る。
 今日は天候が良すぎて大汗をかきながらシール歩行を進める。出発から1時間で尾根の取り付き付近で小休止する。今回は標高1100m付近から右上気味に登るが、尾根末端の標高1050m付近から取り付く方が傾斜は緩く容易なようである。途中に一部急な部分はあるが、ブナ林の登りやすい尾根が続きジグザクに登っていくと標高1680m付近で東からの主尾根に接続する。
 尾根上は風が少しあり後続を待つ間に汗冷えしてアウターを羽織った。再び歩き始めるが時間的に頂上を諦め、計画上の終了時間どおり午後1時までとする。展望が良い尾根で安達太良山、磐梯山、吾妻連峰、飯豊連峰が一望できる。対岸に見える大戸沢岳山頂からは次々とシュプールが刻まれ人気のバックカントリーエリアである。
 ダケカンバを過ぎシラビソの疎林となった標高1850m付近で終了。頂上手前の岩が黒々と見える。シールを外し、三ツ岩沢に向けてトラバースする。雪崩の危険がないか先頭のAさんが偵察してくれる。沢へ落ちる斜度が急で雪質も不安定であるため、登高した尾根を戻ることにする。尾根は疎林で幅も広く滑りやすい。支尾根に入ると南南西側に素晴らしい斜面が拡がり滑降を楽しんだ。三ツ岩沢の沢床への降りる斜面はかなり立っていたので、最後は狭い小沢を利用して滑り降りた。三ツ岩沢は傾斜も適度でさらに順調に滑降を続け、下大戸沢スノーシェッドに到着した。(Y.T.)

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