2023年3月 巻機山

場所 巻機山
エリア 甲信越
日程 2023/03/21 〜 2023/03/21
コースタイム

清水P出発7:40→桜坂駐車場8:10→五合目展望台9:35→ニセ巻機山12:00→巻機山12:50→滑降開始13:15→ニセ巻機山14:00→清水P15:00

コース状況

3日連続山行の最終日、巻機山を滑って締めくくる。前日の幕営地から清水集落手前の駐車ポイントに到着するとすでに他のパーティーの車が列をなして停まっている。我々も列に並んで車を付け準備を開始、7:40に左手の林道を進み始める。天気は3日間通してこれ以上ないくらい良い。気温も高く、桜坂駐車場で追いついたソロの登山者の話ではやはり今年は例年よりも雪が少ないようだ。米子沢橋を渡り正面の尾根を上がると井戸の壁と呼ばれる急斜面を登る。気温が高く汗が出るがブナ林の日陰でまだ救われる。40分程で5合目展望台に出る。米子沢や昨日登った平標方面を眺めながら1本取った後、ニセ巻機を視界にとらえながら尾根筋を登る。ブナを縫いながら緩斜面を登るとやがて木が無くなり、ニセ巻機直下の台地に到着する。多くの登山者がニセ巻機を見上げながら休憩するポイントで小休止した後、斜面を右から回り込むルートでニセ巻機へ上がる。スノーモービルも入っているようで幅の広いトレースが登りでは役に立つ。ニセ巻機に着くとその先の巻機山を見渡すことが出来るが、想像してたよりもニセ巻機を含めて全体として奥行きがあり広く素晴らしい雰囲気を味わうことの出来る山だと感じる。一度鞍部へ下り右の斜面をトラバースしながら巻機山頂を目指す。山頂はさすがに風が強く、天気は良いので寒すぎることはないがあまり長居はしないでシールを外し滑降の準備をする。下りは南西に向けて樹林の間を滑り避鞍部の当りに降りるルートを滑り、そこからもう一度シールを付けてニセ巻機へ登り返す。ニセ巻機からは登りのルートを滑るが広いオープンバーンで周りの山々が見渡せる開放的な斜面が素晴らしい。山スキーに人気がある理由がはっきりと実感できた。滑降の難所としては登りでも苦労した井戸の壁の部分だが、樹林間の狭い急登もそれはそれでテクニカルさを楽しむ。井戸の壁を過ぎると尾根が痩せる為左の沢筋にルートをとり清水の駐車ポイントまで滑り降りた。充実した3日間を締めくくる素晴らしい山行となった。

ギャラリー
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