場所 | 竜子山 |
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エリア | 東北 |
日程 | 2024/02/04 〜 2024/02/04 |
風呂前林道(参道入口)09:50 ~ 11:05竜子山12:15 ~ 12:50日向前
今年は辰年、一年の無病息災を祈願して、今年初のハイキング山行は竜子山に登って来た。今日は周回予定なので、日向前登山口に一台車を置き風呂前の林道からの登り口に向かった。
道脇に車を置き、参道入口の看板のある幅広い道を歩き出す。細い喬木林の道は春浅い明るい日射しが注ぎ、木の間越しには竜子山が姿を現し青空が広がっていた。
まもなく雑木林にロープが張られている急な斜面を登って行くと、大きな花崗岩のなかに鎮座している竜子姫神社に出た。
神社で参拝を済ませ尾根に出ると花崗岩の巨岩が現れた。竜子山は登山道は特別整備されてないらしく、2016年3月にもこちらから登っているがそのときは、その巨岩の右側の、微かな踏跡らしき急斜面を木の幹や枝たよりに、上部では篠竹をわしづかみにし、かなりしんどい思いをして登った。
今回は所どころピンクのテープがあり、踏跡も巨岩の西側にある程度明瞭についているのが分かった。雑木林のなかに背丈のある笹が現れると登りは急となり、ロープが施されていて、その急登を過ぎるとなだらかとなって山頂に出た。
山頂には立派な標識と三等三角点があったが、雑木の森で展望は良くない。
葉が繁ってない今の時期だから樹間に鎌倉岳が望まれるが、夏場はまるで景色は得られそうにない。
下りは日向前へと尾根を下る。まもなく岩が露出した場所に出るがロープが張られてあった。二ヶ所ロープのある短い岩場を下ると、雑木林と笹の繁る斜面となり、まもなく竜子姫神社への分岐の案内板があった。
案内板を見て左に入ると間もなく、花崗岩の大岩が現れ奥まった場所に竜子姫神社は祀られていた。それ程大きくない山だが、そんなに離れていない東と西の場所、にそれぞれ同じ神社が祀られているということは、地元の人々の信仰心がそれだけ篤いということだろうか。
ここでもみんなの今年一年の無病息災を祈願し、分岐に戻って下りることにした。まもなく薄暗い杉林を抜けると畑の中の道となり、イノシシよけの電気柵に沿って日向前の登山口に出、風呂前の車を回収して帰路についた。
登山道、ハイキングコースがきちんと整備された山ばかりでなく、低山でも道なき道を登る、子ども心の冒険心をくすぐるような登山は楽しい。
70を超えたおっさんたち4人の、無邪気な早春のハイキングは満足な笑みで終わった。(K.M)
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