場所 | 大滝根山 |
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エリア | 東北 |
日程 | 2024/03/17 〜 2024/03/17 |
仙台平08:50 ~ 鬼穴登山口08:55 ~ 09:50ブナ平10:00 ~
11:20大滝根山12:00 ~ 12:40ブナ平12:45 ~ 13:40仙台平
先週、賽の河原から日山権現を経て大滝根山へ登り、下山は仙台平への周回登山を計画したが、雪が深くて日山権現手前までしか行けなかった。大滝根山は初めてというH君に申し訳なかったので、今回は仙台平口から雪辱を果たすことしようということになった。
先週は20㌢もあった駐車場の雪も、この一週間で雪解けが進み舗装路面がでていた。支度をして歩き始める。登山口から枯葉が散り敷く薄暗い杉林を抜け、カラマツ林を過ぎると南面の日当たりのよい雑木林となり、やや急な登りは地面が現れていて滑り易く、注意しながら尾根に上がった。
尾根にはまだ20~30㌢の残雪があったが、気温が高いのか解けて腐り始め、所々グズグズになった雪に足をとられて歩きにくい。それでも落葉樹の雑木林は明るく気分が良い。
なだらかな尾根をブナ平に向かったが随分長く感じられた。以前来たときはもっと近かったような気がしたが。ブナ平で一息入れ、さらに登ると男女の先行者がいてアイゼンを着けていた。それも12本爪の本格的なものだ。同行のH君にも軽アイゼンを着けてもらうことにした。
やがて尾根はやや細くなりしばらく登ると鎖場に出た。岩の表面の雪は解けて一部氷となっており、アイゼンを着けてない私は慎重に登った。
二ヶ所の鎖場を過ぎればまた明るい雑木林の登りとなり、展望の開けた送電線下の広場にでた。高齢者の登山者が二人いて、挨拶を交わすとそれぞれ雪が腐って歩きにくかったばいと、お互いの労をねぎらった。
三角点は自衛隊の基地内にあるので踏めず、フェンスに沿って峯霊神社に参拝し、大滝根山登頂として先週の雪辱を果たした。
送電線下の広場に戻ると、広がり始めた雲の下に羽山と矢大臣山望まれた。できれば高塚山ペラペラ石まで足を延ばしたかったが、50㌢を超えそうな残雪にはトレースはなく、時間がかかりそうなのでやめることにした。
風もなく穏かな広場で空腹を満たし、下山の途についた。鎖場を慎重に下り、腐った雪に足をとられながらの下りは少々疲れたが、また充実した山行を終えることができた。 (K,M)