2024年3月 仏具山

場所 仏具山
エリア 東北
日程 2024/03/31 〜 2024/03/31
コースタイム

目兼林林道登山口09:10 ~ 10:10仏具山10:40 ~ 12:30大平登山口

コース状況

会の仲間のH君に誘われ、石城山岳会主催の第11回「いわきの山あるく会」仏具山(670m)登山に参加してきた。31日朝8時、昔なつかしい木造校舎の旧大平分校前に集合。一般参加者約70名。山岳会関係者約15名の大所帯である。
仏具山は修験者の修行の場であり、ふつうは堀内登山口から登られているらしいがかなり急登らしく、今回は裏の目兼林道登山口から登るということになった。山岳会の方の車で登山口まで送ってくれ、6班に分けられた班には2名の山岳会の方が付き、班ごとに登り始める。
阿武隈の山はたいがいそうであるように、登り始めはうす暗い杉林である。林を抜けると雑木林となった。明るい雑木林は緩やかな登りで、水量の多い小さな沢を渡りながら登る林床には、この春初めてのお花が姿を現した。
参加者の女性の方によればイチゲだという。エンレイソウも咲いていた。カタクリはまだ葉の状態。他にも2,3種の花が咲いていた。
途中大石清水という水場があったが、標高の低い山にしては保水率が高い山のようだ。水場を後に登ると林道が走る茅の原に着き、正面の尾根には電波の中継アンテナなのか鉄塔が建っていた。林道を僅かに戻ると湿原があったがここが長沢湿原か。
舗装された林道登り、すぐに雑木林のなかの道を登ると山頂だった。芝状の山頂は林に囲まれ展望は良くなかったが、東側は開けていて勿来の市街地と太平洋が春霞に霞んでいた。
下りは雑木林のなかの下りとなったが、はじめに聞かされたとおり何ヶ所か急な下りもあった。滑らないように気をつけながらの、大所帯での下りは時間がかかる。ゆっくりゆっくりくだる。途中阿武隈特有の花崗岩がゴロゴロしているところがあり、ドリル痕があるところから石切り場跡のようだった。
雑木林のなかには赤い実をつけた青木が群落をなし、緑と赤の彩を添えてくれていた。
まもなく杉林へ入り下り続け、五所神社の鳥居の前を下りてゆくと大イチョウの木があった。その見事さに感嘆しながら民家の間道を通り、R289を横切ると大平分校前駐車場に着いた。  (K,M)

ギャラリー
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